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Channel: Father's Eyes
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生きる力が足りない大人たち

こんな記事があった(この記事自体は事実を述べているだけで悪くない。念のため)。・経済界が教育に期待する能力・人材とは?http://blogos.com/article/104497/記事の中で経済界が教育に期待する能力をたくさん挙げている。本当にもう、たくさん。お腹いっぱいなくらい……。だけど、「これからの時代はこんな能力が必要だ」とかなんとかいう議論を聞くたびに思うことがある。そう言っている大人...

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「バカにバカと言って何が悪い」という自己満足

電車の中でマナーの悪い女子校生をど派手に叱りつけたとか、泣いている赤ちゃんを抱っこする親に露骨に嫌な顔をした人を罵倒してやったとか、内定をもらっている会社の人事の人が妊婦さんに席を譲らなかったところを目撃してしまった学生がその場で大声で「あなたみたいな人がいる会社で働きたくない」と言い放って内定を辞退したとか、ときどきSNSでシェアされるそういう話が、武勇伝的に広まり、少なからぬ人たちが溜飲を下げて...

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日本にいる難民も守ろう

今、日本にいろいろな感情がうずまいていると思います。 理不尽な暴力の支配にあっている現地の方々に対して私たちに何ができるのか私には分かりません。どうやったら日本がテロに巻き込まれない国になれるのかも分かりません。蛮行に対してどういう態度で臨むのがいいのかも分かりません。誰も分からないと思います。すぐに国民的コンセンサスが得られるような問題でもないと思います。いろいろな意見が出て当然だと思います。...

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マイケル・サンデルの「市場主義の限界」に共感

「男性も育児をすると、仕事にも活かせるスキルが磨かれたり、共働きが可能になって世帯収入が増えたり、引いては経済が循環しやすくなって景気がよくなる」とか、育児を経済的な価値観に基づいて評価すればするほど、結果的に「育児は、やったほうが得できるからという理由でやる面倒なもの」という概念や経済至上主義的価値観を人々の無意識にさらに刷り込むことになってしまうという逆説に気付いたほうがいい。と、僕は常々訴えて...

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自分と異なる意見をもつ人を叩く世相

国際情勢をめぐって、意見の対立のようなものが目立ってきている。大手新聞ですらそうだ。「テロに屈しない」。それは誰もが思うこと。しかしそのための手段として思いつくものが人によって違う。いろいろな意見が出るほうが好ましい。難しい問題ほど、みんなで知恵を出し合って、時間をかけて方針を決めていくしかない。こういうときにはたくさんの人がそれぞれに意見をもち、それを発言できる雰囲気を作ることが重要だ。多様な意見...

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開成vs麻布。運動会に表れた各校の教育

東京の私立中高一貫校の雄、開成と麻布。どちらも伝統校であり、超進学校であり、それでいて自由な校風であることが共通している。しかし2013年、この2校それぞれの教育を象徴するような出来事が起きた。キーワードは運動会だった。  集団の中でもたくましさを発揮できる大人を育てる...

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少年犯罪に対する大人の責任

神奈川の某高校で起きた生徒による集団万引き事件を受け、尾木ママが、学校の対応を絶賛した。学校が事件を隠さなかったこと、そのうえで、生徒たちを「登校謹慎」つまり、学校に通いながら指導を続けるという手段を選んだことを、「パーフェクト」「生徒のことを本当に愛してる」と褒め称えたのだ。 私も同感だ。...

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子供の尿意と社会のルールのはざまで

ブログサイトで下記のような話が話題になっていた。 アイスクリーム屋さんで小さな男の子がもよおして、親がトイレを貸してくれと言ったら、店員は「従業員用のトイレは貸せないない」と答えた。結局そとの店に借りに行ったようだが、その家族がいつまでも店内で文句を言っているから、隣にいたそのブログの筆者がその家族に対して怒鳴ってしまったという話。...

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「知識偏重」は良くないが、「知識軽視」はもっと怖い

今、教育の界隈では、「脱ペーパーテスト」や「実学主義」がさかんに叫ばれています。結構なことだと思います。しかし元来、記憶することやペーパーテストでいい点数を取れることが悪いわけではありません。せっせとまじめに勉強することはかっこ悪いという風潮はなぜできてしまったのでしょうか。 まず、拙著『名門校とは何か?』から引用します。>>以下引用...

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少子化対策が「家庭より仕事優先」を強化する!?

先月策定された少子化対策について、注目のポイントをまとめてFQ JAPAN...

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愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ

医師であり、友人であり、ほぼ毎日ユニークなエッセイをFBで披露してくれる高橋宏和君の本日の良視点エッセイをシェア。<まず企業側は学校教育の非能率を難じた。教師側も決してうまく行っているとは思っていなかったから、さっそく恐縮、改善しましょうとお人好しにもこれに応じた。 調子に乗った実業界は、学校はもっと役に立つことをやれ、と注文をつけた。まっさきに槍玉... Posted by 高橋 宏和 on...

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大阪住民投票雑感

政策としての都構想が良かったのか悪かったのかは別として。ひと言だけ雑感。 勝つか負けるか、正解か間違いかという発想自体が民主主義的ではない。民主主義と多数決は似て非なるもの。民主主義では、51対49のとき、51の陣営が100%好き放題やっていいわけではない。 今回の「頓挫」は、政策の善し悪しではなく、民主主義における合意形成のプロセスとして、「待った」がかかったのではないかと僕は解釈している。...

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大学文系学部冷遇方針についての雑感

6月11日の日本経済新聞と、6月12日の毎日新聞に真逆とも言える論調の記事が載っていた。大学改革についてだ。日経が書きそうなことを毎日が載せて、毎日が書きそうなことを日経が載せていることはちょっと面白いが、それはどうでもいい。(ただし毎日の記事は、毎日新聞の主張ではなく、寄稿されたもの) ・春秋 日本経済新聞...

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男性の家庭回帰がなかなか進まない・・・・・・

ベネッセ教育総合研究所が「第3回乳幼児の父親じついての調査」を実施し、その第一報がリリースされました。http://berd.benesse.jp/up_images/research/BERD_press_20150616.pdf 第1回は2005年、第2回は2009年に実施されており、9年間の経年変化がわかります。が、あんまり変わり映えはしません。...

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イクメンはなぜ増えないのか?

約10年間、イクメンは実は増えていない 「イクメンなんて言葉がおかしい。育児をする男性は普通に父親と言えばいい」というまったく正論すぎて目が点になってしまうようなツイートが「ドヤ顔」で出回っている。...

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「国」はどこに向かおうとしているのか

基本的にはノンポリを気取っていたいのだけれど、やはりこれだけ大きなことがあったのに、そのことについて何も触れないのは社会人としてよろしくないと思うので、書く。...

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参議院での「安保」審議に期待したい論点

周辺諸国との緊張が高まっているから、防衛力を増す方法として、(1)日米同盟の強化(2)自衛隊の防衛力の増強という発想が出てくること自体は、いいか悪いかは別にして、論理として理解できる。...

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18歳選挙権とスパイダーマン

 1945年に女性に国政選挙への参政権が与えられて以来、70年ぶりに参政権が拡大する。実際に18歳が投票所に行く最初の機会となるのは、2016年夏の参院選になるだろうと見込まれている。現在17歳の少年少女は、「日本で初めて国政選挙で投票した18歳」になる機会を活かしてほしい。...

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「知ったつもりの人」にご用心!

2つ以上の異なる意見があるときには、当然それぞれの意見の持ち主が見ているもの、知っている情報にズレがある。AさんとBさんがいる場合、Aさんが見ていること知っていることとBさんが見ていること知っていることは当然違う。しかしAさんは「自分はBさんが知らないことを知っている」と思っている。その前提で「だからBさんより自分が正しい」と思ってしまう。逆も同じ。...

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大学入試改革で 検定教科書が消える!?

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